手紙の書き方 11月
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手紙の書き方:時候のあいさつ 11月

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11月に入り、日中もずいぶん涼しく感じられるようになりました。
東京をはじめ全国的に朝晩の冷え込みが強まり、日によっては上着が手放せないような肌寒さを感じる頃です。街では木々の色づきが進み、秋の深まりとともに、季節の移ろいが目に見えるようになってきました。

11月は、秋晴れの日が多く過ごしやすい反面、朝晩の気温差が大きく、風邪をひきやすい時期でもあります。
秋の深まりとともに、大切な人の顔がふと思い浮かぶこともあるのではないでしょうか。
落ち着いた秋の空気のなかで、手書きのひとことを添えて気持ちを届けてみませんか。

G.C.PRESSでは、11月の季節感に寄り添う手紙やメッセージカードなど、手書きの時間を楽しめるアイテムをそろえています。

【11月の手紙を書くときのポイント】

  1. 季節感を素直に伝える
  2. 「朝晩は冷え込むようになってきましたね」
    「木々の葉も色づいて、秋らしさを感じますね」
    など、肌で感じる変化をそのまま言葉にすると自然です。
  3. 身近な秋の風景を添えて
  4. 「散歩中にきれいな紅葉を見つけました」
    「空気が澄んできて、月がとてもきれいに見えますね」
    など、五感で感じた秋の情景を一言添えると温かみが増します。
  5. 体調への気づかいを
  6. 「寒暖差が大きい時期ですので、体調を崩されませんように」
    「朝晩はずいぶん冷えますので、温かくしてお過ごしください」
    ちょっとした気づかいの言葉が、相手を思う気持ちとして伝わります。
  7. 季節の結びの言葉を
  8. 「秋も深まってまいりました。どうぞご自愛ください」
    「紅葉の季節、穏やかな日々をお過ごしください」

静かに季節が移ろう11月。手書きのことばが、心をふわりと温めてくれますように。


文例:親しい間柄の時候のあいさつ

  • 朝の空気が澄んでいて、あたたかい飲みものがうれしくなる季節ですね。
  • 日が暮れるのがずいぶん早くなってきましたね。夕方になるとぐっと冷え込みますが、お元気ですか?
  • 木々の色づきがきれいな季節になりましたね。そちらでも紅葉は見ごろを迎えていますか?
  • 朝晩の冷え込みが増してきましたね。そろそろ本格的な秋の装いが必要になってきそうです。

文例:あらたまった相手への時候のあいさつ

  • 日の入りが早くなり、朝晩は肌寒さを感じるようになってまいりました。お変わりなくお過ごしでしょうか。
  • 木々の色づきが美しく、秋の深まりを感じる頃となりました。○○様にはお変わりなくお過ごしのことと存じます。
  • 秋もいよいよ深まってまいりましたが、○○様にはますますご清祥のこととお慶び申し上げます。
  • 朝夕はひときわ冷え込むようになってまいりましたが、いかがお過ごしでしょうか。

文例:ビジネスの相手への時候のあいさつ

霜降(そうこう)の候【2025年10月23日(木)〜11月6日(木)頃】
「霜が降りるほどの冷え込みを感じる季節」という意味の挨拶です。
秋が一段と深まり、朝晩の冷え込みが強まるこの時期にお使いいただけます。
晩秋(ばんしゅう)の候【11月上旬〜中旬】
「秋も終わりに近づく頃」という意味です。
木々の葉も色づきのピークを迎え、秋が終わりに向かっている印象を与えます。11月中旬頃まで使用できます。
錦秋(きんしゅう)の候【10月中旬〜11月中旬】
「紅葉が錦のように美しく彩られる季節」を表す挨拶です。
2025年は11月15日(土)頃までご使用いただけます。
暮秋(ぼしゅう)の候【11月中旬〜11月下旬】
「秋も終わりに近づき、冬の訪れが感じられる季節」の挨拶です。
晩秋と同様、11月後半に使うと落ち着いた印象を与えます。
初冬(しょとう)の候【11月下旬〜12月上旬】
「冬の始まりを感じる頃」の挨拶です。
東京では最低気温が10℃を下回る日も増えてくるため、11月25日頃から使用すると自然です。

ビジネス文書では簡潔に用件を伝えることが求められるため、時候の挨拶は漢語調の「〜の候」を基本とします。
「〜のみぎり」も同様に使用可能です。やわらかさを出したい相手や個人のお客様向けには、和文調での挨拶も適した表現です。

文例:結びのあいさつ

  • 紅葉の美しい季節ではございますが、寒さも日ごとに増してまいります。ご無理なさらずお身体を大切になさってください。
  • 朝夕の冷え込みが厳しくなってまいりました。どうぞくれぐれもご自愛のうえ、健やかにお過ごしくださいませ。
  • 街は冬の装いとなりました。あたたかくしてお過ごしください。
  • 秋も深まり、冬の足音が近づいております。今後とも変わらぬご厚誼のほど、よろしくお願い申し上げます。


季節の行事や風物詩

  • 七五三
  • 小春日和
  • 木枯らし
  • 紅葉狩り
  • 新嘗祭
  • 冬支度
  • 酉の市
  • 落ち葉焚き
  • 文化祭
  • 初霜
  • 氷雨
  • 十日夜

秋から冬への変化の時季である11月は、秋が一段と深まり、徐々に葉が赤く染まり始めます。神社では、晴れ着に身を包んだ可愛らしい子どもたちが、七五三のお宮参りをする季節でもあります。

11月の花や植物

  • モミジ
  • サザンカ
  • ヤマブドウ
  • ヒイラギ
  • ナンテン
  • ツワブキ
  • フユボタン
  • イチョウ
  • ナナカマド
  • アザミ
  • シクラメン
  • ノボタン
  • ボケ
  • ノコンギク

11月の節気

【立冬(りっとう)11月7日(2025年)】
「冬の始まり」を示す節気。暦の上ではこの日から冬とされますが、地域によってはまだ秋の名残もあります。
例文:立冬の候、朝夕の冷え込みが一段と増してまいりましたが、○○様にはお変わりなくお過ごしのことと存じます。
【小雪(しょうせつ)11月22日(2025年)】
わずかに雪が降り始めるころ。寒さが深まり、初冬らしさが感じられる時期。
例文:小雪の候、冬の訪れを感じる冷え込みが続いておりますが、皆様にはお健やかにお過ごしのこととお慶び申し上げます。

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