手紙の書き方：時候のあいさつ 8月

文例：親しい間柄の時候のあいさつ

花火 ヨコ罫／便箋12枚・封筒4枚セット

• 真夏の青空に入道雲が元気に浮かぶ季節となりました。
• 夏の夕暮れ時、風鈴の音が心地よく響いています。
• 立秋を過ぎましたが、暑さも名残惜しいように居座っていますね。
• 夜風がほんのり涼しく、秋の訪れを少しずつ感じるようになりました。

文例：あらたまった相手への時候のあいさつ

淡色貝／便箋10枚・封筒4枚セット

• 盛夏の候、ひときわ厳しい暑さが続いておりますが、皆様にはますますご清祥のこととお慶び申し上げます。
• 晩夏の候、夕暮れ時には涼やかな風を感じることも増えてまいりました。いかがお過ごしでしょうか。
• 立秋の候、暦の上では秋を迎えましたが、依然として厳しい暑さが続いております。お変わりなくお過ごしでしょうか。
• 処暑の候、朝夕に吹く風にもようやく秋の気配が感じられる頃となりました。皆様お元気でいらっしゃいますでしょうか。

文例：ビジネスシーンでの書き出し

残暑の候【8月全般】

「残暑の候、貴社ますますのご発展を心よりお祈り申し上げます。」
夏の暑さが残る時期の、丁寧で一般的なビジネス向け挨拶です。

立秋の候【8月7日頃〜8月下旬】

「立秋の候、皆様にはますますご健勝のこととお慶び申し上げます。」
暦の上では秋の訪れを告げる節気で、暑さの中にも少しずつ秋を感じさせる挨拶です。

晩夏の候【8月中旬〜下旬】

「晩夏の候、貴社におかれましてはいっそうご隆盛のことと存じます。」
夏の終わりに近づく頃の、落ち着いた印象のあるビジネス向けの挨拶文です。

処暑の候【8月23日頃〜9月初旬】

「処暑の候、貴社の皆様にはお変わりなくお過ごしのこととお察しいたします。」
暑さが徐々に和らぐ節気にふさわしく、相手への配慮が感じられる丁寧な挨拶です。

納涼の候【8月下旬〜9月初旬】

「納涼の候、皆様のご清祥を心よりお祈り申し上げます。」
涼しさを感じ始める季節に使われ、爽やかな印象を与える挨拶です。

ビジネス文書では簡潔に用件を伝えることが求められるため、時候の挨拶は漢語調の「〜の候」を基本とします。
「〜のみぎり」も同様に使用可能です。やわらかさを出したい相手や個人のお客様向けには、和文調での挨拶も適した表現です。

文例：結びのあいさつ

• 厳しい残暑の折、皆様のご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます。
• 立秋とは名ばかりの暑さが続きますが、くれぐれもご自愛くださいませ。
• 夏の疲れが出やすい時期です。どうぞお身体を大切にお過ごしください。
• 秋の訪れが待ち遠しい頃、皆様のますますのご活躍をお祈り申し上げます。

ほかの月の時候のあいさつ

時候の挨拶一覧ページはこちら

• 時候のあいさつ 7月
• 時候のあいさつ 9月

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