手紙の書き方:時候のあいさつ(9月)
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手紙の書き方:時候のあいさつ 9月


秋らしさを感じるにはまだ少し早く、気温も空模様も落ち着かない日が続いています。
日中はまだ汗ばむような陽気がある一方で、夕方の空や風に、ほんの少し季節の変化が感じられるようになってきました。

東京をはじめ各地では、9月に入っても30℃近い暑さが続く見通しで、今年も残暑が長引きそうです。
それでも朝晩には少しずつ空気がやわらぎ、昼との気温差が大きくなる日もあります。
台風や急な雨にも気をつけたいこの時季は、体調や気持ちも揺らぎやすくなりますね。

そんな日々の中で、ふと誰かのことを思い出すこともあるのではないでしょうか。
空や風に目を向けるように、手書きのひとことを綴ってみませんか。
やさしい言葉が、気持ちをちょっと軽くしてくれることがあるかもしれません。

G.C.PRESSでは、秋の入り口に寄り添う「9月の手書きのメッセージ」アイテムを集めました。
敬老の日や秋分の日など、誰かを想うきっかけが自然と訪れるこの季節に、あなたの言葉が誰かの日常をやさしく包みますように。

【9月の手紙を書くときのポイント】

  1. 季節のゆらぎを受けとめる書き出しを
  2. まだ暑さの残る日が多く、秋の気配も感じにくい今年の9月。
    「日によっては風がやわらぎ、季節の移ろいを感じることがあります」
    「気温の変化が大きい日が続いていますね」など、体感に寄り添った言葉で始めると自然です。
  3. 行事や身近な話題にそっとふれる
  4. 「敬老の日にお元気なお顔が見られるといいですね」
    「秋分の日には、空を見上げて季節を感じていました」など、さりげない一言が気持ちをやさしく伝えてくれます。
  5. 気温差や天候への気づかいをそっと添えて
  6. 今年の9月は、残暑の厳しさが長引くなか、朝晩にだけほんの少し涼しさを感じる日も出てきました。
    その一方で、台風や急な雨、そして気温の急変など、不安定な天候の日が多いようです
    「気温の変化が大きいようですので、どうぞご自愛ください」
    「天気の不安定な日が続いておりますので、ご無理なさいませんように」
    といった、ささやかなひと言が、季節に寄り添うあたたかさとして伝わります。
  7. 結びには秋への静かなまなざしを
  8. 「季節の変わり目、どうぞお身体を大切にお過ごしください」
    「秋の実りが楽しめる日が、少しずつ近づいているようです」など、落ち着いた締めくくりの言葉もおすすめです。

暑さと涼しさが入り交じるこの季節。
言葉をていねいに選ぶことが、相手の気持ちに寄り添うひとつのかたちになります。
手書きのぬくもりが、相手の心に自然と伝わっていきますように。


文例:親しい間柄の時候のあいさつ

  • 朝晩も蒸し暑いですが、お元気でお過ごしでしょうか。
  • 日差しの強い日が続いています。体調など崩されていませんか。
  • 季節の移ろいが感じにくい日が続いておりますが、お変わりなくお過ごしでしょうか。
  • 秋らしさを感じるにはもう少し時間がかかりそうですが、日々お変わりありませんか。

文例:あらたまった相手への時候のあいさつ

  • 残暑が長引いておりますが、朝夕には少しずつ空気の変化も感じられる頃となりました。
  • 季節の移ろいが感じにくい日が続いておりますが、体調など崩されていませんか。
  • 日によっては、虫の音や風の中に季節の変化が感じられるようになってまいりました。
  • 例年にない暑さの中にも、ふとした瞬間に秋の気配を思わせるような空が垣間見えます。

文例:ビジネスシーンでの書き出し

初秋の候【9月上旬】
「初秋の候、貴社ますますのご繁栄をお祈り申し上げます。」
残暑がありながらも、秋の始まりを感じさせるご挨拶です。
白露の候【9月7日頃〜9月中旬】
「白露の候、皆様にはますますご健勝のこととお喜び申し上げます。」
朝晩の涼しさが増し、草に露が宿る季節。秋の気配が濃くなってきた頃にお使いいただけます。
秋晴の候【9月中旬〜下旬】
「秋晴の候、貴社の皆様にはお変わりなくお過ごしのことと存じます。」
秋の澄んだ空を感じる季節。清々しさと安定感を表す表現です。
秋涼の候【9月下旬】
「秋涼の候、皆様のご清祥を心よりお祈り申し上げます。」
涼風が心地よく感じられる、秋の深まりにふさわしいご挨拶です。
秋分の候【9月22日頃〜月末】
「秋分の候、貴社ますますのご隆盛をお祈り申し上げます。」
昼夜の長さが等しくなる節気。落ち着いた印象を与える挨拶にお使いいただけます。

ビジネス文書では簡潔に用件を伝えることが求められるため、時候の挨拶は漢語調の「〜の候」を基本とします。
「〜のみぎり」も同様に使用可能です。やわらかさを出したい相手や個人のお客様向けには、和文調での挨拶も適した表現です。

文例:結びのあいさつ

  • 日によって残暑の厳しさが残る中、皆様のご健勝とご多幸を心よりお祈り申し上げます。
  • 朝晩にわずかな涼しさも感じられるようになりましたが、日中は暑さの残る日もございます。くれぐれもご自愛くださいませ。
  • 気温や天候の不安定な日が続くこの時季、どうぞご無理なさらず、お健やかにお過ごしください。
  • 季節の移ろいが感じにくい日々ではございますが、皆様のさらなるご活躍を心よりお祈り申し上げます。


季節の行事や風物詩

  • 重陽の節句
  • 菊の被せ綿
  • お月見
  • 敬老の日
  • お彼岸
  • うろこ雲
  • 虫の声
  • 衣替え
  • 秋の七草
  • 秋祭り
  • 赤とんぼ

秋の気配を感じるにはまだ早く、気温や天候の落ち着かない日々が続いています。
それでもふとした瞬間に、空の色や夕暮れの光に季節の移ろいを感じることもあります。
台風や急な雨に見舞われながらも、自然は少しずつ秋へと向かっており、日々の食卓にも実りの恵みが顔を見せはじめました。

9月の花や植物

  • コスモス
  • キキョウ
  • ワレモコウ
  • リンドウ
  • ノボタン
  • コムラサキ
  • ハギ
  • ススキ
  • カラスウリ
  • アケボノソウ
  • ヤマブドウ
  • キンモクセイ
  • ノコンギク
  • シュウメイギク
  • ヒガンバナ
  • ツリバナ
  • ムラサキシキブ
  • ナデシコ

9月の節気

【白露(はくろ)9月7日(2025年)】
草花に朝露が宿るようになり、朝晩の空気に秋の気配が深まってくる頃です。暑さが和らぎ、季節の変わり目を実感する時期とされています。
例文:白露の候、朝晩は涼しく感じられるようになってまいりました。皆様のご健康を心よりお祈り申し上げます。
【秋分9月22日(しゅうぶん)(2025年)】
昼と夜の長さがほぼ等しくなる日で、本格的な秋の到来を告げる節目とされています。秋のお彼岸の中日でもあり、自然と向き合いながら心静かに過ごす時期です。
例文:秋分の候、澄んだ空に秋の深まりを感じる頃となりました。どうぞお健やかにお過ごしくださいませ。

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