
手書きで届ける夏便り
暑い季節、大切な人の顔を思い浮かべながら綴る一言が、心の距離をぐっと近づけてくれます。
忙しい日々の合間に、手書きの文字に思いやりを込めて、夏のごあいさつを届けませんか。
心に響くデザインを取り揃えました。あなたらしい一枚で、夏のひとときを優しく彩ってみてはいかがでしょうか。
暑中見舞い・残暑見舞いを贈る時期
暑中見舞いは、小暑(2025年は7月7日)頃から立秋(2025年は8月7日)の前日までの「暑中」の期間にお相手に届くように贈ります。お相手がお住まいの地域の梅雨明けを目安に贈るのも良いでしょう。
残暑見舞いは、立秋(2025年8月7日)以降、8月末までに届くように贈ります。暦の上では秋ですが、まだまだ厳しい暑さが残ることから「残暑」という言葉を使います。

暑中見舞い・残暑見舞いの書き方
- 1)冒頭のあいさつ
- まずは丁寧で落ち着いた言葉から始めましょう。
例文)
・暑中お見舞い申し上げます
・残暑お見舞い申し上げます - 2)季節のあいさつと相手への気遣い
- 季節を感じる言葉を添えながら、相手のご様子を気遣う一文を簡潔に記しましょう。
例文)
・暑さの中にも夏らしい風情を感じる季節となりました。お元気でお過ごしでしょうか。
・暑さが厳しい日が続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか。
・蝉の声がにぎやかに響いておりますが、皆様お変わりございませんか。 - 3)自分の近況やささやかな話題を添える
- 少しだけ具体的で心が和むような話題を添えると、あたたかい印象になります。
例文)
・庭で育てている草花が鮮やかに咲き、楽しませてくれています。
・久しぶりに近くの花火を鑑賞し、夏の風情を楽しむことができました。
・休日には涼を求めて散歩を楽しんでおります。 - 4)感謝やお礼の気持ちを伝える
- 贈り物をいただいたり、お世話になった際には、簡潔で丁寧な言葉で感謝の気持ちを伝えましょう。
例文)
・いつも細やかなお気遣いをいただき、心より感謝申し上げます。
・先日はご丁寧なお品をありがとうございました。 - 5)結びのあいさつ
- 相手の健康を願う気持ちを、落ち着いた言葉で締めくくりましょう。
例文)
・暑さ厳しき折、くれぐれもご自愛くださいませ。
・残暑の折から、どうぞお身体をお大事になさってください。
・皆様のご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます。

お相手に合わせたデザインを贈る
贈るお相手やシーンに合わせて、はがきのデザインを選ぶことで、より心の伝わるごあいさつになります。
友人やご家族には、夏祭りや花火など夏の楽しさを感じる明るいデザインや、かわいらしい金魚のモチーフがおすすめです。
ビジネスや目上の方には、朝顔や桔梗など夏らしい花のモチーフや、落ち着いた色合いで涼しさを感じさせるデザインが適しています。
また、暑さの話題だけでなく、最近の楽しい出来事や次の季節を楽しみにする気持ちを添えると、一層心が通じるメッセージとなります。
お気に入りの一枚を選んで、大切な方へ夏のごあいさつを届けてみませんか。
暑中見舞いを受け取ったら
暑中見舞いや残暑見舞いをいただいた場合は、無事届いたことへの報告と、お気遣いへの感謝を兼ねてお返事を送りましょう。
9月以降にお返事を出す際には通常のお手紙としてお送りください。秋の訪れを感じる季節ですので、秋らしい季節のあいさつや、いただいた見舞い状へのお礼を丁寧に記しましょう。