手紙の書き方：時候のあいさつ　12月

文例：親しい間柄の時候のあいさつ

ノエル ドゥ 窓付き／便箋10枚・封筒4枚セット

• 寒さがぐんと増してきましたが、朝晩の冷え込みに負けず元気にお過ごしでしょうか。
• 白い息がふわりと広がる朝、ふと〇〇さんのことを思い出してペンをとりました。
• Merry Christmas。イルミネーションがきれいな頃ですね。お変わりなくお過ごしですか？
• 澄んだ冬の空を見上げながら、今年の感謝を込めてこのお便りを書いています。

文例：目上の方へ贈る改まった書き出し例文

紙司撰 雪花双紙／一筆箋16枚（2柄×各8枚）

• 寒さもいよいよ本格的になってまいりましたが、○○様におかれましてはお変わりなくお過ごしでしょうか。
• 街のイルミネーションが華やかに輝く季節となりましたが、○○様にはご健勝にてお過ごしのことと拝察いたします。
• 師走に入り、何かと慌ただしい時期となりましたが、ご健勝にてお過ごしのことと存じます。
• 年の瀬も近づき、朝晩の冷え込みがいっそう厳しくなってまいりました。〇〇様におかれましては、ますますご清祥のこととお喜び申し上げます。

文例：ビジネスシーンでの書き出し

初冬（しょとう）の候【2025年11月7日（金）〜12月末】

「めっきり寒くなりいよいよ冬ですね」という意味です。
冬の始まりの挨拶なので、立冬（2025年11月7日）を過ぎてから使う挨拶です。

季冬（きとう）の候【2025年12月1日（月）〜12月10日（水）頃】

「旧暦の12月」を指す言葉です。
旧暦では1月が春とされていたため、暦の上で冬の終わりである12月の上旬ごろから用いる挨拶です。

師走（しわす）の候【2025年12月1日（月）〜12月15日（月）頃】

「今年も最後の月になりました」という意味です。
普段は落ち着いている教師や僧侶も慌ただしく走り回るから「師走」という由来の他、「年果つ（としはつ）」が変化したなど、様々な説があります。

歳末（さいまつ）の候【2025年12月16日（火）〜12月31日（水）】

「年の暮れになりました」という意味です。
「年末」と「歳末」はほとんど同じ意味ですが、歳末は昔の年齢の数え方に由来しているといわれています。

冬至（とうじ）の候【2025年12月21日（日）〜2026年1月5日（月）頃】

「冬至の時期になりましたね」「日が短くなりましたね」という意味です。
冬至（2025年12月21日）から小寒（2026年1月6日）前までに用いる挨拶です。

歳晩（さいばん）の候【2025年12月25日（木）〜12月31日（水）】

「もう今年も暮れですね」という意味です。
その年の最後のお手紙の挨拶によいでしょう。

ビジネス文書では簡潔に用件を伝えることが求められるため、時候の挨拶は漢語調の「〜の候」を基本とします。
「〜のみぎり」も同様に使用可能です。やわらかさを出したい相手や個人のお客様向けには、和文調での挨拶も適した表現です。

文例：結びのあいさつ

• 一年の終わりに、心からの感謝とあたたかな気持ちをこめて。Merry Christmas！
• 静かな冬の夜、あなたにとって心やすらぐ日々となりますように。
• 寒さが厳しくなってまいりました。どうかお身体に気をつけて、穏やかな年末をお過ごしください。
• 今年も残りわずかとなりましたね。どうぞあたたかくして、よいお年をお迎えください。

ほかの月の時候のあいさつ

• 時候のあいさつ 11月
• 時候のあいさつ 1月

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