7月は梅雨が明けて本格的な夏を迎える季節です。暑さによる体調の変化を気遣ったり、夏ならではのイベントが楽しみになるような話題を贈るとよいでしょう。
文例:親しい間柄の時候のあいさつ
- 夜空に美しい天の川がかかる季節です。お元気ですか。
- 青空に入道雲がわき、太陽がまぶしく輝く季節となりました。
- 夏の朝を涼しげに彩る朝顔が今年も美しく咲いています。
- 本格的な夏を迎え、蝉の声が盛んに聞こえています。
- I hope you are having a nice summer.
文例:あらたまった相手への時候のあいさつ
- 鮮やかな七夕飾りを見かけるころ、お変わりありませんでしょうか。
- 梅雨明けの空の青さが夏の到来を告げる頃、お健やかにお過ごしのことと存じます。
- 庭先に咲く朝顔に涼を感じる季節、いかがお過ごしでしょうか。
- 風鈴の音が涼しさを運ぶ季節です。お変わりありませんでしょうか。
文例:ビジネスシーンでの書き出し
「七夕祭りの季節ですね」という意味です。七夕を8月に行う地域もありますので、送る際は注意が必要です。
「暑さが次第に強まっていく季節」に使うあいさつです。夏本番の暑さになるまえに使うと良いでしょう。
「夏の盛りのもっとも暑い時期」に使うことができます。梅雨が明けて、暑くなってくる時期に使うあいさつです
「夏の午後に、急に激しく降るにわか雨(夕立)」のことです。夕立が降る季節に合わせて使いましょう。
「燃えるような厳しい暑さ」を表すあいさつです。秋を感じ始める立秋の前まで使うことができます。
「厳しい暑さ、うだるような暑さ」という意味です。炎暑と同じく、立秋の前まで使うあいさつです。
ビジネスでは簡潔に用件を伝える文書が好まれるため、漢語調の時候のあいさつにします。「〜の候」は「〜のみぎり」に置き換え可能です。ビジネスでも、やわらかさを出したい相手や個人のお客様へは和文調のあいさつでも問題ありません。
文例:結びのあいさつ
- 日ごとに暑さのつのる頃、体調にはご留意ください。
- 夏空がまぶしく輝くころとなりました、どうぞご自愛ください。
- まずは暑中のお見舞いを申し上げます。
- 盛夏の折、皆様どうかご自愛専一にますますのご活躍をお祈り申し上げます。
- 大暑を迎え、皆様のますますのご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます。
季節の行事や風物詩
- 海開き
- 山開き
- 祇園祭(京都)
- 七夕祭り
- 天の川
- プール
- 海水浴
- お中元
- 夏休み
- 夏祭り
- 花火
- 浴衣
- うちわ
- 風鈴
- 入道雲
- 夕涼み
- 金魚
暑さが話題になる7月。暑中見舞を出す時季でもあります。また、海開き、山開きが行われ、子どもたちは夏休みに入りますので、イベントが盛りだくさんの楽しい季節です。
7月の花や植物
- アサガオ
- ユリ
- ムクゲ
- ヒマワリ
- ダリア
- センニチコウ
- ヤマボウシ
- スイレン
- ホウセンカ
- ベゴニア
- ハイビスカス
- ツユクサ
7月の節気
【小暑(7月6日)頃】梅雨明け間近で湿度が高く、さらに気温も高くなります。日に日に増していく暑さに、山や海へ避暑にでかけたくなる季節です。
【大暑(7月22日)頃】季節はいよいよ本格的な夏に入り、暑さのピークが訪れます。子どもたちは夏休みで元気一杯、大人たちは夏バテに注意が必要な季節です。