CULTURE

【時候のあいさつ 夏編】
オリジナルの時候のあいさつで手紙に自分らしい思いを込めてみよう


 

夏は、陽気な日差しがワクワクした気分を盛り上げる季節です。楽しいイベントもたくさんあるので、そんな気持ちを時候のあいさつにも取り入れたいですね。とはいえ、夏と一口に言っても、梅雨入りの肌寒い頃から残暑の夏バテを連想させる頃まで、月によって時候のあいさつは異なります。

今回は、6月7月8月、それぞれの時季や風物詩を盛り込んだ時候のあいさつをご紹介。プライベートにもビジネスにも使える時候のあいさつ例を参考に自分らしい時候のあいさつをつくってみてはいかがでしょうか。
 

■6月の時候のあいさつは、梅雨を話題に相手を気づかう言葉で

<季節の行事や風物詩>
麦刈り、農繁期、衣替え、夏服、単衣(ひとえ)、ジューンブライド、蛍、ジューンブライド、鮎解禁、梅雨入り、梅雨寒、長雨、青梅、梅干し、さくらんぼ、あんず、びわ、あじさい、かきつばた、芍薬、アマリリス、くちなし、かたつむり、あめんぼ、ホトトギス、かわせみ、カエル

6月は夏への入り口。農村では、田植えを終えて農繁期に入り、家庭では衣替えの時季となります。それに何と言っても梅雨入りが最も時候を表す行事。カエルやかたつむり、アメンボが顔を出し、あじさいが花を咲かせます。

時候のあいさつでは、梅雨入り前なら初夏の暑さ、梅雨に入ったら肌寒さを話題に出し、相手を気づかう言葉を贈ります。あじさいや梅が庭にある人は、梅雨ならではの美しい姿を表現してもよいでしょう。

<親しい間柄のあいさつの文例>
長雨がうっとうしい毎日ですが、お元気ですか
娘の制服も衣替えになり、もうそんな時期かと驚いています
雨上がりに漂うクチナシの甘〜い香りにうっとりする今日この頃です
お父さんの大好きなびわの季節がやってきましたね

<あらたまった相手へのあいさつの文例>
梅雨入りもまもなくですが、初夏の陽気が続いています
梅雨に入り、うっとうしい日が続きますが、お変わりなくご活躍とのこと、お喜び申し上げます
梅雨寒の毎日ですが、ご壮健でお過ごしでいらっしゃいますか

<ビジネスの相手へのあいさつの文例>
向夏の候 麦秋の候 梅雨の候 梅雨寒の候 新緑の候 薄暑の候 入梅の候 夏至の候 仲夏の候

ビジネスでは簡潔に用件を伝える文書が好まれるため、漢語調の時候のあいさつにすることが多くなっています。「〜の候」は「〜のみぎり」に置き換えが可能です。ビジネスでも、やわらかさを出したい相手や個人のお客様へは和文調のあいさつでも問題ありません。




 

■7月の時候のあいさつは、暑さを話題にしつつ、夏の楽しみを盛り上げる言葉で

<季節の行事や風物詩>
海開き 山開き 祇園祭(京都) ほおづき市(浅草) 七夕祭り 短冊 天の川 プール 海水浴 水着 キャンプ 夏休み 夏祭り 花火 草むしり 日焼け バーゲン サンダル 浴衣 うちわ 風鈴 日射病 そうめん 冷やし中華 枝豆 生ビール 朝顔 くわがた 蝉 ダリア グラジオラス

7月になると夏の暑さが本格的になり、暑中見舞いを出す時季となります。梅雨が明け、夏本番となることで暑さが厳しくなりますので、それを話題にするのがもっとも王道のパターンです。

二十四節気では7日前後が小暑、22日前後が大暑となっています。また、海開き、山開きが行われ、子どもたちは夏休みに入る頃。夏の楽しいイベントが待ち遠しくなるような時候のあいさつにするのもよいでしょう。

<親しい間柄の時候のあいさつ文例>
みおちゃんは子供会の七夕でどんな願いごとをしましたか
ようやく梅雨明けし、夏本番の暑さが続いていますね
早くもビアガーデンでのどをうるおしてきました
今年の夏休みも恒例の花火大会に出かけられますか?

<あらたまった相手への時候のあいさつ文例>
ようやく梅雨が明け、夏の暑さも本番となりましたが、お変わりなくお過ごしでしょうか
連日の猛暑でございますが、ご家族の皆様はお元気でいらっしゃいますか
夏の入道雲のように、ますますご隆盛のことと、お喜び申し上げます

<ビジネスの相手への時候のあいさつ文例>
小暑の候 七夕の候 大暑の候 梅雨明けの候 盛夏の候 猛暑の候 炎暑の候 酷暑の候 厳暑の候 
 



■8月の時候のあいさつは、夏の疲れを気づかい、秋の気配を言葉にして

<季節の行事や風物詩>
ねぶた祭(青森) 竿燈祭(秋田) 七夕祭(仙台) 阿波踊り(徳島) 五山の送り火(京都) 夏休み お盆 規制 精霊流し 盆踊り 浴衣 うちわ 花火大会 高校野球 残暑見舞い 麦わら帽子 水着 海水浴 日焼け くらげ 夕立 熱帯夜 サンダル 蚊取り線香 台風 夏バテ トマト とうもろこし 梨 すいか うなぎ そうめん ひまわり キョウチクトウ かぼちゃ とんぼ ひぐらし つくつくぼうし いそぎんちゃく ひとで

夏の暑さが体にこたえ、疲れがでてくる8月。残暑見舞いに代表されるように、夏バテを話題にしてお伺いの挨拶をするのが一般的。花火大会や盆踊り、帰省といった行事もあり、夏休みの子ども達と出かける人も多いでしょう。

7月と同じように、こうした行事を引き合いにして楽しげなごあいさつを贈るのもおすすめです。また、8日前後が立秋、22日前後が処暑となり、秋の気配を感じる時季となります。夏の終わりを予感させるあいさつで、暑さをやわらがせる言葉をあいさつにするのもよいでしょう。

<親しい間柄の時候のあいさつ文例>
猛暑が続いてうだるような毎日ですが、お元気ですか
熱帯夜が続いていますが、よく眠れていますか
さとしくん、夏休みの宿題はためていませんか
こちらではとんぼが元気に飛んでいます

<あらたまった相手への時候のあいさつ文例>
厳しい暑さが続いていますが、いかがお過ごしでいらっしゃいますか
暦の上では秋ですが、酷暑の毎日が続いています
残暑お見舞い申し上げます

<ビジネスの相手への時候のあいさつ文例>
炎暑の候 酷暑の候 極暑の候 猛暑の候 立秋の候 残夏の候 晩夏の候 処暑の候 秋暑の候 向秋の候



G.C.PRESSでは、夏を表現するのにぴったりの季節の便箋や封筒、はがきをラインナップ。あじさいや金魚、ひまわりなど季節感のある絵柄をご用意しています。お相手に風流な夏や、ワクワクするような夏を届ける時候のあいさつで手紙を書き出してみましょう。

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