手紙の書き方：時候のあいさつ 2月

文例：あらたまった相手への時候のあいさつ

• 立春を迎え、ますますご活躍のことと存じます。
• 少しずつ日脚が伸びる季節、皆様お変わりなくお過ごしのことと存じます。
• 梅のつぼみも膨らみ始め春の訪れを告げています。いかがお過ごしでしょうか。
• 春の足音が間近に感じられるこのごろ、ますますご発展のこととお慶び申し上げます。

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文例：ビジネスの相手への時候のあいさつ

• 節分（せつぶん）の候【2月1日〜2月4日】
  「節分の時期になりましたね」というあいさつです。立春(2/4頃)の前日の節分は「季節を分ける」という意味があり、豆をまいて邪気を払い、春を迎える準備をする日です。


• 立春（りっしゅん）の候【2月3日〜2月中旬】
  「春が始まりました」というあいさつとして用います。二十四節気で「立」の字がつくのはそれぞれの季節の始まりとされています。次の節気の雨水(2/19頃)までの期間であれば使うことができます。


• 春寒（しゅんかん）の候【2月4日〜3月上旬
  「まだ寒いですが、春がやってきました」という意味です。立春(2/4頃)が過ぎたものの、春風がまだ肌に冷たく感じられる頃に使います。


• 余寒（よかん）の候【2月4日〜3月上旬】
  「暦の上では春なのに肌寒い時期」のことです。「春寒の候」と似ていますが、「春寒」は春のおとずれに比重をかけているのに対し、「余寒」は寒さに重点を置いています。


• 向春（こうしゅん）の候【2月上旬〜3月下旬】
  「日ごとに春に向かっていますね」という挨拶です。 外は日差しも暖かくなり、春を待つ心弾む気持ちを表す言葉です。


• 梅花（ばいか）の候【2月全般〜3月全般】
  2月から3月の梅の花が咲く時期に用いる挨拶です。桜の花が咲き始める少し前まで用いることができます。地域によって咲く時期が異なるため、お相手の地域に合わせると良いでしょう。


 

ビジネスでは簡潔に用件を伝える文書が好まれるため、漢語調の時候のあいさつにします。「〜の候」は「〜のみぎり」に置き換え可能です。ビジネスでも、やわらかさを出したい相手や個人のお客様へは和文調のあいさつでも問題ありません。

文例：結びのあいさつ

• 梅のつぼみが膨らみ始めています。お身体大切にお過ごしください。
• 寒さの中にも春の兆しが感じられる頃、どうぞご自愛ください。
• 向春のみぎり、ますますのご健勝とご活躍をお祈りいたします。
• 皆様が良き春をお迎えになられますよう、お祈りいたします。
• 余寒厳しき折、ご自愛専一にてお願い申し上げます。

ほかの月の時候のあいさつ

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• 時候のあいさつ　1月
• 時候のあいさつ　3月

 

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